各個人が罹患する可能性のあるがんを予測する方法を含めた「がん予測医療」を実現するために、独自の技術を用いてがん幹細胞を作成し、個別に対応可能な革新的がん治療法の開発に貢献します。
がん治療において重要なことは、「各患者さんにとって副作用が小さく効果的な抗がん剤の選択」です。
健康なうちにがん幹細胞を作り出し、万が一の将来に備えて予め自分の体質に対して効果的な治療法を確立しておくことで、がん発生時の根治率を向上させることができます。
がん患者の延命及び救命を目指し、人工万能幹細胞を含む種々の多能性幹細胞から個々人の遺伝背景を有するがん幹細胞を作成しています。これらのがん幹細胞を抗がん剤スクリーニングや個別がん療法開発に役立てる事によって効果的で迅速ながん治療法の開発を担っていきます。